オニプレートトカゲについて、飼育情報を説明してきます。
実際に僕が飼育している環境についてです。
おそらくオニプレを購入される方は、比較的爬虫類飼育歴が低い方では?と思います。
値段は安いがカッコイイ、強健種、人慣れする(個人的にはあまり…と思いますが)ということから、初心者にすすめられることもあります。
- ケージサイズはどんな感じ?
- 温度・湿度はどれくらい?
- 床材はどんなものがいいの?
- ライトはどんなものがいいの?
- シェルターはいる?どんなものがいい?
- レイアウトはどんな感じがいいの?
- 多頭飼いはできるの?
- エサは何を食べるの?
- 慣れる?ハンドリング
- まとめ
ケージサイズはどんな感じ?
高さはそこまで必要ありませんが、横は90あるといいかと思います。
がんばれば60ケージでも…と思いますが、60の場合は高さのあるケージでスペースをうまく使う必要があります。
僕の飼育個体
特注の80ケージで飼育しています。
迎えた時は、大きな衣装ケース横74センチで飼育していました。
温度・湿度はどれくらい?
爬虫類飼育の常識の範囲ならなら問題ないです。
というのも、非常に強健種なので極端に低温、高温でなければ問題ないです。
25~28℃で、40℃程度のホットスポットを作っておけばいいと思います。
僕の飼育個体
僕の飼育環境は、夏は30℃くらい、冬はエアコン26℃設定です。
ただ一番下のケージなので実際は24℃くらいになる時もあります。
飼育当初はバスキングライト、UVBライトすらつけていませんでした。
これはオニプレを数匹長期飼育している方が、必要ないと言い切っていたことと、迎えたのが夏場だったためつけませんでした。
カルシウムD3もエサからの摂取(ダステイングや人工フード)で問題ないとのことでした。
全生体を単独飼育、それぞれにライトをつけまくっている僕からはかなり異端な飼育ですし、通常はあまりオススメしません。
今は冬だけゼンスイのマイクロサン28wを使っています。
湿度は全然気にしていません。
加湿器を使っていますが、冬場はかなり低くなります。
ケージ内に全身がつかれる水入れがあり、そちらにつかっている姿を時々みます。
床材はどんなものがいいの?
個人的にはオニプレは潜るのが好きだと思いますので、ヤシガラなどがおすすめです。
人工芝、ペットシーツなどなんでも問題ありません。
僕の飼育個体
飼育当初はヤシガラを使っていました。
ただフンの処理が面倒になり、人工芝に変えました(硬くないタイプ)
ただ人工芝にフンがこびりつき、それも掃除が大変に感じるようになり、今はペットシーツを使っています。
ライトはどんなものがいいの?
通常のUVBライトとバスキングライトで問題ありません。
マイクロサンを使っている僕がいうのはおかしいですが、マイクロサンはホットスポットの範囲が狭いです。
通常のバスキングライトで全身が温められるようにしましょう。
僕の飼育個体
基本LEDライトのみです。
冬で、かつエサをあげた日のみマイクロサン28wとつけています。
先に話したようにかなり特殊な飼育をしています。
参考にされる場合は自己責任でお願いします。
シェルターはいる?どんなものがいい?
基本的にWC個体になるため、シェルターはあった方がいいです。
特に購入直後で環境が変わった場合は、生体が落ち着くまでシェルターがあった方が安心です。
ただオニプレのようなスキンクが入れるシェルターは入り口も大きいものがおおいです。
ロックシェルターのようなものでもいいですが、レイアウトで入口を小さくして中も生体のサイズピッタリにした方が落ち着きます。
僕の飼育個体
コンテナボックスを水入れとしているため、よくその陰に隠れています。
また大きな半円型のコルクボードの下にもよく隠れています。
飼育して数年してきてやっとシェルター外でリラックスして寝ることも増えてきました。
レイアウトはどんな感じがいいの?
元も子もないですが、特にどんな感じでもいいです。
僕の飼育個体
レンガを置いたり、コルクを置いたりというレベルです。
気分によって登ったりしています。
多頭飼いはできるの?
ショップではほぼ一つのケージに詰め込まれる生体なので、特に問題はないと思います。
僕が購入したショップも一つのケージに数匹がまとめられていました。
ただ一匹は小さめの個体だったので別ケージ管理になっていました。
エサは何を食べるの?
雑食でなんでも食べると言われています。
残飯処理班なんて呼ばれることも…
コオロギはもちろん、フードも餌付いてくれます。
ですが、始めはなかなか食べないという話もよく聞きます!
僕の飼育個体
購入時にショップの方から「始めは2週間くらい食べなかったりしますが、問題ないですよ」と聞いていました。
その言葉通り、2週間弱食べませんでした。
正直、この言葉を聞いていなかったら焦っていました。
一番始めに食べたのは、バナナでした。
今でもバナナは大好物です(年に数回しかあげませんが)
その後はレップカルのフトアゴフードをふやかして与えています。
その中でも緑が好きです。
週2回の給餌で、体形も維持できています。
オニプレは体の横にスリット?があります。
これが開いている状態は太りすぎです。
短命につながりますので、太らせすぎには注意しています。
慣れる?ハンドリング
慣れる…とはよく言われています。
ただ個人的には慣れる感じがしません。
バナナスパイニーテールイグアナやサンエステバントゲオイグアナなどを飼育しているため、慣れに対する感覚もおかしくなっているかもしれません。
あのあたりのトゲオイグアナは、ぬいぐるみみたいになりますので。
僕の飼育個体
まったく慣れていません。
全然触っていないこともあるかもしれませんが。
バタつきますし、ペチペチとしたテールアタックをしてくることもあります。
ただ荒いなどはなく、もちろん噛んでくることもありません。
ビビって逃げているだけなので、持てば落ち着きます。
触りたいなら先にあげた慣れる一部のトゲオイグアナ、フトアゴなどを飼育した方がいいかと思います。
あのあたりの種はいきなり手から食べますし、エサがなくても寄ってきたりします。
まとめ
貧乏トカゲと呼ばれていた時代もあったり、WCに頼っているので全然入荷がなかった時代もあったり…と色々あるトカゲですが、個人的には好きなトカゲです。
ゴツゴツしたかっこよさ、強健種、なんでも食べる、適度な大きさ、多頭も可能。
特に欠点らしい欠点もないです。
WCメインのため、尾切れ指飛びは当たり前です。
個人的にはWCの尾切れ、指飛びは、その生体が命がけで生きてきた証拠なのでマイナスにはならないです。
CB個体は飼育者の技術不足なので、なるべく避けたいですが。
まれに小さいサイズの入荷もあり、あまり見ることもない小さいオニプレのかわいさは半端ないです。
オススメできる生体です。