ベビーから飼育を始めた個体、立ち上げも無事終わり、徐々に成長してくると…
オスかメスどっちなんだろう？？
飼育者なら誰でも思うと思います。
繁殖目的の方なら、雌雄のわかるサイズで購入することが多いと思うので心配ないと思いますが、微妙なサイズだとショップも雌雄については確定しないことがほとんどです。
メスで販売したのに、オスだった場合などトラブルになりかねないです。
メイビーくらいなら教えてくれると思いますが。
今回は雌雄の見分け方と、オスのメリット、メスのメリットについてお話したいと思います！
とその前に…下の生体（クシトゲオイグアナ ゴーストパンダ）って、オス？メス？どちらだと思いますか？か？
クレストも短い、鼻先も短い
かなり色も変わって、ヤングアダルトまで成長している
メス判定する方が多いのではないでしょか？？
正解は…
ごりごりのオスです！
ベビーではないですが緑が残っている時に買ったので、雌雄不明で購入しています。
オスがよかったので、大腿孔をチェックしたりしていましたが、一枚目の画像の頃はメスかもと思っていました。
成長するまで、なかなかわからないもんです。
とりあえず、オスメスの特徴メリットなど説明します！
オスについて
オスの特徴
クレスト 長い
体長 大きい
鼻先 長い
大腿孔 ブツブツあり
オスのメリット
クレストも伸びるし、大きくなるし、かっこいい！
卵詰まりを考える必要がない
後述していますが、この卵詰まりがないというのはすごく大きなメリットです。
またトゲオイグアナの場合は、発情期はあるもののイグアナのように荒くなることはほとんどありません。
発色する種が多い（トゲオイグアナはあまり関係ありません
僕はトゲオアガマも好きですが、トゲオアガマは基本的にオスの方が発色します。
他にも様々な種でオスの方が発色してきれいになります。
メスについて
メスの特徴
クレスト 短い
体長 小さい
鼻先 短い
大腿孔 ブツブツ少ない
メスのメリット
なにより繁殖に絶対必要！
もちろんオスもですが…
将来繁殖の可能性を考えているなら、通常はメスから集めることが多いです。
あとは、かわいい、小さいというのもメリットです。
メスの顔が好きという理由で、メスを集めている方もいます。
オス、メス、飼育するならどっち？
単独で飼育するならオスがオススメです。
メスがかわいくて好きという方もみえますが、オスは卵詰まりを考えなくていいというのはすごく気が楽です。
実際に卵詰まりを何度か経験していますが、生体の命にかかわることで非常に心配です。
もちろんエサ食いも落ちますし、なんとか産卵してくれ～と祈る日々。
今もバナスパの無精卵の卵詰まりで通院中です。
逆に繁殖を考えるなら確実にメスです。
メスがしっかりした卵を生めるようになるには、年数もかかります。
ベビー段階でオスは確定可能
ベビーでは雌雄がわからないといいましたが、オスはベビー段階で確定できます。
ポッピングをして、ヘミペニスが出ればどんなに小さくでもオス確定ができます。
逆に成長するとポッピングはできません。
メスの場合、ヘミペニスが出ないからメス確定とはなりません。
うまく出せなかったたけで、オスの可能性もあります。
そのためメイビーメスになるので、オス集めの方が楽です。
ただ購入確定前の個体をポッピングするのは、生体に何かあってはいけないのでもちろん自分ではしません。
ショップの方にお願いをしますが、してくれるショップとしてくれないショップもありますので、無理強いはしないようにお願いします。
メス確定で購入した個体がオスだった…（経験談
僕も知識不足で、ショップでメス確定で購入したヤング個体がオスだった、しかも高額生体というなかなか辛い経験をしました。
遠いショップで入荷がほぼない種だったので、実物を見ずに売約、イベントに持ってきていただくという形でした。
僕も全然怒ることもありませんでしたし、ショップにはすごく丁寧に対応していただき、まったく不満はありません。
その後も高額でお世話になってますｗ
一番気に入ってるショップで、今後も色々お世話になりそうです。
雌雄はあくまでメイビー
極論ですが、ヘミペニスを見た、産卵している、これ以外の雌雄判定はメイビーを思った方がいいです。
種によっては、簡単にオスメス判定できるポイントがあります。
アカメカブトトカゲの後ろ脚の鱗などです。
知識があれば、簡単に雌雄がわかることもあります。
経験、知識不足の僕がいうのもなんですが、たくさんの個体を見ることと、知識を付けることが一番ですね！
