じつれぷ

実際に飼育した爬虫類の情報です

エノギスです>< ツイッター

爬虫類、慣れる?慣れない? バナスパ編

爬虫類、どの種が慣れる?慣れない?

 

個体差?慣らす必要がある?

 

懐かない、慣れるだけ

 

色々聞きますが。どうなんでしょうか?

 

 

飼育したことないのに、適当に書いてあるサイトの情報はあてにならん!そもそも生体の画像が違う種類!ってイライラしたことある方は多いんじゃないでしょうか?

 

4個体について実体験でお答えします。

 

 

 

犬と爬虫類

 

犬とは全然違うってどこにでも書いてあるので、なんとなく理解している方も多いと思います。

 

犬、飼ったことありますか?

 

 

僕はおばあちゃんの家に犬がいたこともありましたが、自分でちゃんと飼ったことはありませんでした。

 

どちらかというと苦手でした。噛んできそうだし、苦手っていうと冷たい人って思われそうですし。

 

 

犬の飼育よりも爬虫類の飼育の方が先だったので、エサで寄ってくる、ハンドリングも問題ない、ケージから自分へ飛びついてくる個体も多く、満足していました。

 

慣れたテグーを犬という方も多いですし。

 

 

しかし、犬!犬はすごい!

 

犬を飼い始めたんですが、すごすぎます。

もちろん爬虫類も同じくらい好きです。

 

しかし、犬のペット度合いは、ぶっとんでます。

 

 

家に帰れば、尻尾を振って猛ダッシュで来てくれます。

撫でれば、すぐ仰向けになってテンション爆上がり。

ソファでごろっとしてたら、近くに来て一緒にごろっとします。

散歩になったら、大喜び。

 

 

犬と爬虫類は全然別物でした。正直、犬→爬虫類の順だったら、ここまで爬虫類にハマらなかったかもしれません。

 

やはり爬虫類は、鑑賞割合が高いです。(ハンドリングや愛玩飼育の否定ではありません。

 

 

しつこく書かれる犬と爬虫類は違う、どちらも飼育して実感しました。

 

 

 

バナナスパイニーテールイグアナの慣れ

 

クシトゲオイグアナでなく、あえてバナスパで区別です。

やはりクシの中でもバナスパは特殊です。

 

ただ、今はタイCBの雑種レベルのバナナが増えてきているので、ケリーCBのバナスパをイメージして飼育すると想像と違うこともあるかも?

 

 

うちには4匹バナスパがいますが、噛んだりテールアタックしてくる個体はいません。

そもそも慣らす必要すらなかった個体もほとんどでした。

 

慣らす必要すらない個体が大多数の中、噛んでくるバナスパをネットで1匹だけ見たことがあります。

 

もちろんイエローファントムみたいな黄色ではありません。

最近ツイッターでもバナスパが荒いというのを見たことがあるので、極稀には荒い、慣らす必要もある個体もいるというレベルでしょうか?

 

 

 

個体1 ケリーCB、イエローファントム

 

 

 

色的におそらくイエローファントムではないです。

 

ケリーCBを証明することは難しいですし、ショップへの怒りもありません。

充分黄色いですし、性格がすごいいいので。

 

バナスパ=イエローファントムで販売してた時期もありますし。

最近も某ショップがバナスパベビーをイエローファントムで販売。

 

今イエローファントムは入るわけないので、指摘されて訂正謝罪してました。

 

 

ただこの個体は信じられないくらい大人しいです。

ベビー時期からまったくバタつかず、「これがバナスパ!」と感動したくらいです。

 

爪を切ろうが上から持とうが、ぬいぐるみ状態。

 

 

 

慣れ     ベタベタ慣れ

タツキ   皆無

エサ     すぐ手から食べた

慣らす必要  なかった

 

 

 

個体2 タイCB、タイガーストライプ

 

オレンジファントム、タイガーストライプという名称が少し流行り出した頃に買いました。

 

タイガーストライプが博打、タイガー模様のアダルトもいない、クシなので黄色くなるかも不明の中で購入。

 

 

バナスパが黄色くならなかった、パンダパイドが育ったら中途半端なブルペクだったなんてのはよくあります。

ベビーはみんな一緒ですし、クシトゲオイグアナは博打です。

 

 

ショップに5匹くらいいた中で、ビビリ個体でしたが、色がよくなりそうな一匹を購入しました。

 

ショップでも一匹だけ逃げ回り、バタついていた個体ということで不安はありました。

 

僕はショップが生き餌だけだろうが、どんな種でも、いきなり人工飼料を与えます。

単純に30匹以上爬虫類はいるものの、うちには生き餌がありません。

 

 

そしてこの個体は、すぐに人工飼料を食べませんでした…。

トゲオイグアナを10匹くらい飼育していますが、人工飼料をいきなり食べてくれなかったのはこの個体だけです。

 

しかもビビリでバタつき、迎えてから体重も少し落ちました。仕方なく冷凍コオロギを使うことに…。

 

ただ冷凍コオロギは手から食べてくれました。その後はイグアナフードでも葉っぱでも食べてくれるようになりました。

 

 

慣れに関しては、バタつく個体だったもののケージの場所の関係でほぼ触らず…

慣らさないとめんどうになるかなと思いながらも、放置。

 

でも触っていないのに勝手に慣れてくれました。

 

タイガー柄が出て大当たりの個体でかなり気に入っています。

ただタイガー柄は全体が黄色くなることで消えることもあるので、今後どうなるかはわかりません。

 

 

 

慣れ     ベタ慣れ

タツキ   皆無、飼育当初はあり

エサ     好物はすぐ手から食べた

慣らす必要  なかった

 

 

 

個体3 イエローファントム、アダルト購入

 

メスが欲しくて、アダルト買い。

ベビーから育てたいのですが、雌雄不明で買うといつもオスで…。

 

前飼育者は、あまり触ったりはしなかったようです。

またショップもコオロギオンリーでストックしていたとのこと。

 

不安だったものの、なんでも食べるしハンドリングも問題なしでした。

 

 

イエローファントムかは謎ですが、メスの中ではけっこう黄色い方です。

性格も明るく、ケージから出たがるタイプです。

 

おそらく結石と思われるものがレントゲンに写り、心配な個体。

病院からはエサ食いが問題なければ経過観察とのことでした。

 

 

 

慣れ     ベタベタ慣れ

タツキ   皆無

エサ     すぐ手から食べた

慣らす必要  なかった

 

 

 

個体4 タイCB、バナスパ?

 

普通のバナスパはもういらないなと思ってた頃に、ネットでバナスパ購入の個体が黄色くならなかったとショップと揉めている方が話題に。

 

少ししてから、ツイッターの知り合いの方もバナスパ購入だったものの謎の色になっていました。

 

クシとバナスパの違い、Ctenosaura pectinataという種についてで考え方も違うので詳しくは書きませんが。

 

 

ただこういったバナスパ購入個体が黄色くならなかった場合、バナスパを全然飼育してない方と沢山飼育している方では考え方が違います。

 

前者、バナスパじゃない!黄色い大人しい個体が欲しかったのに!返品!交換!

後者 バナスパじゃない、でも黄色い個体は家にいるし。この個体がどんな色に変わっていくか楽しみ。

 

 

僕は後者で、むしろ変な個体を探していました。

クシトゲオイグアナは博打だと思いますし、色の変化が楽しいと思っています。

 

 

そして、見事に爆死しました!

 

エメラルドグリーンが出ている小さめの個体を購入。

ショップの話では、緑→黒→エメラルドグリーンになってきたとのことでした。

 

 

たしかに幼体の緑とは違うし、尻尾の間小鱗の配列も普通のバナスパと違う!

これは!と思い、けっこう高い値段で購入。

 

 

飼育して2週間…やばい…明らかに色が黒くなってきている。

1か月、やばい…エメラルドグリーンはどこ?

 

おい!黒くなってきとるやんけ!

そもそもこの個体、黒の時期が来てなかっただろw

 

という話でした。けっこう高く買ったのに;;

 

 

まぁ仕方ないです。クシは博打ですから。

成長してもさすがに間小鱗の数は変わりませんから、僕としてはそこだけでもかわいいです。

 

愛し方が変態と言われましたが。

ただベビーから飼育しているメリットとして、愛着がわきます。

アダルトならそもそも買わないって話ですがw

 

 

というわけで、明らかに雑種丸出しのバナスパ販売個体。

飼育数が多すぎて、いつもながら慣らしていません。

迎えてしばらくは写真のために触っていましたが、今はまったく触っていないのでバタつきが出てきた気もします。

 

 

慣れ     普通

タツキ   あり

エサ     すぐ手から食べた

慣らす必要  あり

 

 

 

 

 

総評

 

個体差、飼育環境と言えばそれまでです。

 

僕の飼育数ではデータとして少なすぎますし。

 

ただ、バナスパは慣れる!と言えます。

タイCBですら全然触っていなくても慣れる個体もいます。

 

荒い個体もいますが…。

 

性格だけでなく、飼育環境、ハンドリング回数と方法にもよると思います。

 

それでもツナギトゲオイグアナよりは、絶対に慣れます。

爬虫類全体からみても、かなり慣れる部類だと思います。

 

 

値段も下がってきていますし、樹上性のフトアゴみたいになって初心者が飼う種になるのではと思っています。