サンエステバントゲオイグアナの飼育環境を説明していきます。
サンエステバントゲオイグアナについては、↓の記事で。
記事トップの画像は、オスのサンエステバンです。
色が変わったくらいのベビーで迎えて、2年数か月経ちました。
- ケージサイズはどんな感じ?
- 温度・湿度はどれくらい?
- 床材はどんなものがいいの?
- ライトはどんなものがいいの?
- シェルターはいる?どんなものがいい?
- レイアウトはどんな感じがいいの?
- 多頭飼いはできるの?
- エサは何を食べるの?
- 慣れる?ハンドリング
ケージサイズはどんな感じ?
ベビー時は、6045ケージ、6060ケージがいいと思います。
最終的には市販のケージだと最大の9060ケージ、もしくはオーダーケージや自作ケージが必要になると思います。
僕は試していませんが、大きくなったらキャットケージなんかもいいかもしれません。
樹上性、アダルトになると半樹上性のため高さが必要です。
小さい時からケージが大きすぎると、慣れにくいという話も聞きます。
慣れについては色々な説がありますが、僕はトゲオイグアナはある程度の大きさになるまで6045や6060などの小さめのケージで飼育しています。
いきなり横が110あるオーダーケージから飼育し始めたパンダパイドはあまり慣れませんでした。
他がバナスパやサンエステバンなので比較できないかもしれませんが。
僕の飼育個体
ヤングサイズのオスとメスがいます。
30g程度で迎えたオス個体は、迎えてすぐは70*20*15くらいの水槽にバーベキュー網を上に乗せていました。
イベントで迎えると、いつもケージの準備が遅いです…
バーベキュー網が少し粗かったため、網目から体1/3ほど出してライトで少し火傷してしまいした。
慌ててグラステラリウムの6060ケージを注文。
狭いですが、現在も6060で飼育中です。メスのケージや他の生体と一緒にオーダーケージを頼みます。
オーダーケージは送料が高いです。
メスは6045です。
こちらは迎えたばかりですが、ショップに入荷があったため急遽購入。
ショップで売っていた6045のパンテオンを購入しました。
グラステラリウムは運ぶのが大変で…
店員さんは6060で終生飼育できると言っていましたが、ここらへんは感覚の違いだと思います。
飼育自体は可能だと思いますし、ケージからよく出すかなどでも違ってくると思います。
飼育して数か月の時の画像です。
幼くてかわいいです!
温度・湿度はどれくらい?
ホットスポット40℃くらい、クール25℃くらいの一般的な温度でいいと思います。
湿度も40~50%あればいいと思います。
ただ最低25度は下回らないように温度計は入れておくと安心です。
脱皮の際は霧吹きをした方が安心です。
夜間冷えるようであれば、暖突、保温球などを使用しましょう。
僕の飼育個体
正直あまり温度は気にしていません。
ケージの場所的に他生体のライトも多いため夏場は、低い場所でも30度になっています。
湿度は40%です。
年中エアコン管理と、冬場は加湿器を使っています。
エアコン管理なので、メス個体には暖突、保温球などは使っていません。
オスは小さい時に迎えたので、保温球をサーモにつないでいます。
時期に合わせて26~28℃設定です。
温度が下がるとエサ食いが落ちます。
床材はどんなものがいいの?
ヤシガラ、ハスクチップなど、特になんでも問題ないと思います。
人工芝やペットシーツでも飼育可能です。
僕の飼育個体
ヤシガラ → ハスクチップ → 100均のジョイントマットの順で変わりました。
ジョイントマットは、うんちなどは拾ってしばらく使います。
ある程度汚れたら破棄しています。
メスはペットシーツを使っています。
すぐぐしゃぐしゃにしてしましますが、固定はしていません。
養生テープで固定することが多いのですが、うちのエステバンは2匹ともケ-ジの扉で出せ出せと、穴をほる動きをするのですぐ剥がれてしまうので諦めました。
ライトはどんなものがいいの?
しっかりとしたバスキングスポット、紫外線が必要です。
余裕があればメタハラを使うといいです。
僕の飼育個体
色々変わっていますが…
今は、エキゾテラのソーラーグロー80wとライトドームを使用しています。
それにzoomedのレプティサンT5ハイアウトプット10.0UVBを使っています。
それにプラスで可視光線用のLEDライトを使っていたり、T5の前はエキゾテラのスパイラル電球を使ったりしていました。
基本的に性能は、直管(zoomedのT5)>>>スパイラル電球です。
直管は灯具が手に入らないので辛いところです。
メスは、エキゾテラのソーラーグロー80wに灯具は太陽NEOです。
ケージが小さのでドームを使うと暑くなりすぎます。
それに、2灯式の直管蛍光灯の灯具を使っています。
紫外線でポゴナクラブの直管蛍光灯、可視光線で通常の蛍光灯を使っています。
最近すべてやめて、メタハラを使い始めました。
発色が白黒から灰黒になったので、一応メタハラにしたものの改善がありません。
ソラリウム50wです。
シェルターはいる?どんなものがいい?
あれば入ると思います。あった方がいいですが、あると慣れにくいとも言います。
僕の飼育個体
うちは基本的にシェルターなしです。
トゲオイグアナには慣れてほしいので、餌食いがしっかりしていたらシェルターは置きません。
ただ少しもの影を作ると、慣れるまではそこで寝ることが多いです。
一応、エキゾテラのレプタイルケイブMは置いてありますが、レイアウトの台として置いていますし、エステバンもまず入りません。
餌食いも悪くなく、環境にも比較的慣れていたので、がっちりとしたシェルターは作っていません。
上の画像は、飼育し始めのことでグラステラリウムのステーのすき間にいる画像です。
樹上性にありがちの落ち着きスポットです。
いつもここで寝ていました。
大きくなって、さすがにライトで火傷をするといけないので、ライトをケージ外へ出しました。
レイアウトはどんな感じがいいの?
半樹上性で活発に動きます。
少し高さがあるレイアウトがオススメです。
僕の飼育個体
流木も使い、少し登ったりできるようにしています。
グラステラリウムのステーに、チャームで購入した流木をくくりつけています。
チャームで販売している流木は、フックが付いているものがあり、それを使っています。
生体が乗ると少しだけゆれますが、他の流木などの重さでカバーしています。
オスもメスもケージのガラス面をカリカリして、出せ出せアピースしてきます。
オスはガラス面に飛びついてくるので、鼻先が少し潰れてしまいました…
多頭飼いはできるの?
オススメしません。
オスメスも繁殖目的以外では別ケージがいいです。
僕の飼育個体
オスはベタ慣れなので安心していましたが、2匹だしたらオスがメスの首をかんで交尾をしようとしていました。
メスがまだ小さいので慌てて離しました。
万が一、今のサイズで抱卵すると母体の生死にかかわってしまいますので。
エサは何を食べるの?
ベビー時は昆虫食が強いです。
アダルトは草食傾向が強い雑食性です。
昆虫食では痛風になるためいずれ草食メインに移行しないといけないです。
人工飼料は、ほぼ全個体が食べるのでは?と思います。
水入れも必要です。飲んでいるところは見たことはないですが、あった方が無難かと思います。
僕の飼育個体
ベビーから飼育したオスはショップでコオロギオンリーとのことでした。
うちにコオロギはいなかったので、とりあえず人工飼料でいってダメなら初の生き餌かなぁと思っていました。
一番始めはレオパゲルを食べてくれました。
レオパゲルは偉大です。
当時はまだ違う商品名だったと思います。
しかし、昆虫食では痛風になるためいずれ草食メインに移さないといけないです。
レップカルの成体イグアナフードを与えるも食べてくれませんでした。
そのため、イグアナフードをふやかしてその中にフトアゴブレンドフードを埋め込んで、食べさせてました。
少しずつフトアゴブレンドフードを減らして、今はイグアナフードオンリーです。
ただフトアゴブレンドフードを埋め込んでいたのが、赤、紫、オレンジだったため、いまでもその3色しか食べてくれません。
メスは、どの色も食べるのであまり安い黄色と緑ばかり与えています。
最近はマズリリクガメフードが結石予防になると言われているため、マズリも併用して与えるようにしています。
あとは、オスメスともに小松菜も与えています。
おそらくコオロギは好物でしょうが、動物性タンパクは与えていません。
エサは手から食べてくれます。
オスも、メスも迎えてすぐ手から食べてくれました。
水入れは、100均のステンレスバットを使っています。
慣れる?ハンドリング
慣れます。
そう言い切れるくらいです。
保証はできませんが、バナスパとエステバンは小さい時から飼えば、誰が飼っても慣れると言われるくらいです。
僕の飼育個体
オスは来たときはベビーヤングでバタバタしていて、かなり焦りました。
初めてのトゲオイグアナでしたし、エステバンは慣れると聞いていたので。
適当に触っていたら慣れました(笑
敢えてすることはありませんが、上からつかもうがどんな持ち方をしてもぬいぐるみみたいに大人しいです。
少し大きめで迎えたメスは、上からガッとつかむとちょっと足をばたばたするもののそれで終わりです。
前飼育者は、大きめのケージで他の種類の生体などと複数飼育していたようです。