うちで飼っているミドリガメが卵詰まりを起こしました。
体の中で、卵が詰まってしまうと…死んでしまうこともあります。
卵詰まりとはなんなのか、原因、卵詰まりを疑った理由、卵詰まりを疑い様子をみる際に注意する点についてお話しします。
ちなみにうちの個体は異常卵もありました。(画像は正常の無精卵)
- 卵詰まりとは、なんなのか?
- 卵詰まりの原因とは?
- 卵詰まりの原因1 産卵場所
- 卵詰まりの原因2 カルシウム不足
- 卵詰まりの原因3 ストレス
- 卵詰まりを疑った理由1 餌食いが落ちた
- 卵詰まりを疑った理由2 動きに落ち着きがなくなった
- 卵詰まりを疑った理由3 足の動きがいつもと違った
- 様子をみる際に注意する点
卵詰まりとは、なんなのか?
トカゲやカメなど爬虫類の多くは卵を産みます。
卵胎生で、直接赤ちゃんを産む爬虫類もいます。
卵を産むのは、交尾をしたからではありません。
メス単独の飼育でも、無精卵を産むことがあります。
卵を無事産んでくれればいいのですが、うまく産卵できず詰まってしまうと…親個体が死んでしまうこともあります。
卵詰まりの原因とは?
適切な産卵場所がない、カルシウム不足、ストレスなどが言われています。
様々な理由があり、確実なものは言えませんが参考にしてください。
抱卵時期は…なんともいえません。
室内飼いで一年中エアコン管理のため、動物病院でいつ抱卵してもおかしくないとのこといわれました。
卵詰まりの原因1 産卵場所
産卵場所は、産卵床などを用意すれば解決しますが、気に入らないとまったく使わないこともあります。
僕も土を用意して産卵床を作りましたが、まったく使ってもらえませんでした。
ミズガメの場合は水中で産卵することもあるようで、あまり気にしなくていいと獣医師の先生がおっしゃっていました。
卵詰まりの原因2 カルシウム不足
トカゲなどの場合、コオロギなどの餌用の昆虫をそのまま与えるだけでダスティングをしないとカルシウム不足になってしまいます。
カルシウムをかけて、コオロギやデュビアを与えるようにしましょう。
リクガメも小松菜などをそのまま与えるだけでは、カルシウム不足になるので注意が必要です。
またほうれん草はシュウ酸を含むため、オススメできません。
人工飼料を使っている場合は、カルシウムが含まれていることも多いので過剰に与える必要はありません。
卵詰まりの原因3 ストレス
環境を大きく変えたり、過剰なハンドリングなどはストレスになるので避けておいた方が無難です。
確実にこれといえる原因はわからないので、卵詰まりが怪しい場合は動物病院にてレントゲンを撮影してもらいましょう。
個人的にはあれこれ心配するより、レントゲンを撮影して結果をしった方がいいと思います。
実際に卵詰まりの場合も、生体に体力があるうちに処置をした方がいいです。
卵詰まりを疑った理由
卵詰まりを疑った理由1 餌食いが落ちた
普段はガツガツ餌を食べるのですが、餌食いが極端に落ちました。
餌食いが落ちたのは飼育して以来、初めてでした。
水温や環境の変更もないのに、なんかおかしいな…と思って1週間ほど様子をみました。
エサ食いが全然回復しなかったので、卵詰まりを疑いました。
卵詰まりを疑った理由2 動きに落ち着きがなくなった
いつも人が来ると、餌がもらえる!と思ってこちらに向かってずっと泳ぐ餌くれダンスをします。
しかし卵詰まりを疑った時は、夜もずっとバタバタ動いて落ち着きがありませんでした。
一日二日ではなく、毎日バタバタ動き続けました。
特に夜は寝ているのかと心配するくらい動き続けました。
卵詰まりを疑った理由3 足の動きがいつもと違った
ウミガメが卵を産んだ後にするように、後ろ足で卵を埋めるような動きをしていました。
これが産卵に関係するかはわかりませんでしたが、いつもはしたことがない動きでした。
様子をみる際に注意する点
目を見る
様子をみている間は、目は確認していました。
爬虫類は、弱っている姿を隠すと言われています。
個人的には、隠すというよりわかりにくい、飼育者の気が付けないという気がしますが、体調の変化がわかりにくいというのは確かです。
目が半開きになっている、眠そうな感じ、キラキラしないない感じになっていると、弱っている証拠なので、早めに動物病院に言った方がいいでしょう。
体重を測る
正直、僕は体重を測っていないのですが…
体重を普段から測っていると、体調の変化がわかりやすいです。
特にカメはトカゲと違って、甲羅によって痩せているかどうかがわかりにくいです。
体重を普段から測っていると参考になります。